- ポリオとは?
- 認可不活化ポリオワクチン(定期接種)
- 生ポリオワクチン
- 当院で未認可不活化ポリオワクチンを接種したお子様へ
- 渡航者用ポリオワクチン
目次
渡航者のためのポリオワクチン
アフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンでは、今もポリオ患者の発生がみられています。
2012年10月まで、日本では生ポリオワクチンの2回接種が定期接種として実施されておりました。
海外では小児期に生ポリオワクチンの場合は、3回以上接種していますが、日本では2回接種で、感染予防には必ずしも十分ではありません。流行地域に滞在する際には追加接種を受けておくと安心です。
ポリオ発生国に渡航する方の推奨接種回数
過去に生ポリオワクチン2回接種済みの方
- 生ポリオワクチンなら1回接種
- 不活化ポリオワクチンなら6か月間隔で2回接種
※)不活化1回でも十分免疫が付くという先生もいらっしゃいますが、CDCの基準では3回となっていますので、間をとって2回としています。
※昭和50年から52年生まれの人はポリオワクチンの効果が低かったことがわかっていますが、この方々も2回で十分です。
※)Any combination of 4 doses of IPV and OPV by 4-6 years of age constitutes a complete series
過去にポリオワクチン接種回数が不完全または、不明の方
- 生ポリオワクチンなら3回
- 不活化ワクチンなら4-8週間隔で2回+6~12か月後に1回の計3回
生ポリオワクチンは、2014年9月以降は接種不可
経口生ポリオワクチンの集団定期接種は2012年6月で終了しました。今後は、トラベルワクチンなどで必要な方に接種する場合や、国内再流行発生時などに再び使用する可能性はありますが、それらが無い場合は、市場から消えていく予定です。接種希望の方は、事前にお電話でご相談ください。
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