2014年6月から地道に制作をつづけておりましたトーマスの三代目操縦桿が、わが家の子供達による耐久試験を終え、やっと完成しました。
半端ない労力、費用、かかってしまいました。(汗
プロが作れば、もっと安くできるんでしょうが、売ってないのでしょうがない。
とはいえ、最初はここまで作りこむ予定は全くありませんでしたが、そもそも設計図もなく、作っているうちに、変更、変更で、結果的にこうなってしまいました。5万円近くかかってんじゃないだろうか。工具代….。材料代は1万円くらいかな。加工する器具が高額商品が多かった印象です。
本ブログでは、内部回路の作成まで紹介していましたので、その後の経過をご報告いたします。
この操縦桿のコンセプトは、以前のブログでご紹介しましたように、
- 堅くて頑丈で壊れない
- 持ち運べない
- AC電源で動く
- 音がなる
でした。それ以外に、生馬医院のオモチャ選びのコンセプトとして以下も追加しています。
- 短期的には飽きやすい。
- 長期的には飽きにくい。
これを実現するために、音が音楽で、面白いんですが、点滅ディスプレイは避けて、単調にしつつ、色は三原色を主体にして、興味をひきやすいデザインにしています。
もちろん、対象年齢は2~5歳です。
筐体の組立~塗装
まずは筐体。最初は斜めに操作パネルが傾いているように作成したかったのですが、内部の体積が小さくなってレバーが収まらなくなる可能性があったため、単純なボックス型にしました。ニス塗り4回→ヤスリ→塗装→ニス塗り4回→ヤスリ→ニス塗り2回。
その後、全面に光触媒+銀製剤で、抗菌・抗ウイルス処理をしています。
組立~耐久試験
ブレーキレバー作成、塗装後、全体の組立。
終了後、自分の子どもに遊ばせて耐久性を見てみると
- ブレーキパッドを絞る時に力が入って、プラスチックのスイッチ支持板が破損したため、アルミ製に変更。
同様に、アクセルパッドの支持版もアルミに変更することになりました。 - ボタン挿入穴が木の部分とプラスチックボードが1ミリずれていたため、きつくて無理やり入れ込んでいたボタンが戻らなくなる故障があったため、穴を広げなおしました。
座席部分の作成
本来ならこれで終了ですが、初代操縦桿は持ち上げられて、叩き落されて、ふんづけられて壊れた形跡があるので、持ち運びできない形にしたかったんですが、操縦桿だけですと、重いとはいえ、まだ持ち上げる事は可能と考えられましたので、椅子を作って、それと操縦桿を連結すれば、持ち運ぶ気力さえなくなるだろうと考え、急遽椅子も自作することになりました。
座布団タイプへ
通常の椅子にしてしまうと、2~5歳の体格に合わせるのが難しいのと、そもそも、テントの中は狭いので、椅子にゆったり座る事は無理ですので、座布団型に設計しました。
塗装
これまた地味~に塗装です。これが一番忍耐力いります。
ひたすらニス→ヤスリ→塗装を繰り返して、出来上がり。
ウレタン接着
椅子内部のスポンジ二層を型どおりに切って、接着して、下地を作ります。下には、固め、上は柔らかめを接着して、一つにします。車の座席にも使われている素材で、匂いが新車の匂いですw。これは、けっこうおもしろかったです。
皮張り
本革は、耐久性と清潔さに問題がありますので、合成皮革の中で、厚さが通常の2倍サイズのもっとも耐久性のある物を選びました。これを引き延ばしながら、真鍮製の専用ピンでとめていきます。金色に輝くピンがたまりません。たぶん幼児は気づかないだろうなあ。
3代目の機能
- 左ブレーキパッド:電車のブレーキ音
- 左金属性ON, OFFスイッチ:システムの起動とともに、ザクの起動音w
- 左緑ボタン:定番のトーマスopening音楽
- 左ピンクボタン:旧トーマスのopening音楽
- 中上ブルーボタン:歌)ソドー島の唱
- 右黄色ボタン:歌)事故は起こるよ
- 右白ボタン:本物のSLの汽笛音
- 中央光る赤ボタン:トーマス衝突時リアクション
- 右上赤ボタン:なぜか、のぞみ新幹線の発車アナウンス
- 右黄色アクセルパッド:電車の走行音
※音量を小さくしていますが、のぞみ新幹線発車アナウンスだけは小さくできなかったので、巨大な音が鳴ります。orz
※左スピーカーは音楽、右スピーカーは効果音で、同時再生できるようになってます。
※音楽ボタンについては、2度押すと、停止できるようになっています。
※なお、これらの音は、USB接続で中身を変更可能です。
初代トーマス テントの交換
初代公開から10カ月ですが、踏みつけられたり、隙間を引き裂かれたりで、ボロボロになっているので、この際交換する事にしました。
新しいテントは、アイロンがけしてシワを伸ばし、隙間は縫って閉鎖してから、全体に抗菌抗ウイルススプレーを塗布しました。
更におまけ
車掌さん、駅掌さん帽子もお付けします~。
誰か、かぶって、運転してくれるかな?
!完成!
だらだら作ったとはいえ、5か月もかかりました。
一応各部品は交換・修理可能(しかし修理する気力が出るかどうかは別…)なので、耐久性はかなり良いと思いますが、待合での使用は非常に苛酷ですので、ドキドキします。塗装は間違いなく剥がれると思いますが、今回の作品の目標耐久年数は、ズバリ、10年!?
- がんばれ、三代目操縦桿くん!
- 四代目は無いぞ!、君が耐えねば、後がない!(汗
もう年末、お父様お母様方におかれましては、お子様の夢を壊さぬよう、サンタさんを盛り上げて行きましょう。
関連リンク
- 第1話:待合にトーマス君来る
- 第2話:トーマスの操縦桿その後(初代操縦桿逝く)
- 第3話:トーマスの操縦桿その後2
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