本年6月から、一般保険診療のクレジットカード対応を開始いたします。
利用方法は少し特殊で、クロンスマートパスという方法でのみ対応いたします。
患者様がクロンスマートパスに予めクレジットカードと保険証を登録しておけば、それを使って、生馬医院にチェックインをすると、クレジットカードで診療費が支払える仕組みになっています。
※自費診療は今までと同様の(窓口対応の)クレジットカード支払いで行います。
クロンスマートパスとは
株式会社マイシンが始めたサービスで、クロンにアカウントを作成し、クレジットカード情報と保険情報を登録しておきます。受診したいクリニックのチェックインタグを病院で読み込むと、受診扱いとなり、診察終了後、お会計がカードで引き落とされます。(会費などはなく、現時点では無料で使い続けられるようになっています。)
当院が利用しているオンライン診療システムと同じ会社のサービスです。
最大のメリットはお会計待ちがなくなる事です
診察終了後、通常はお会計計算が終了するまで待合室で待たなければなりません。
しかし、クロンスマートパスでカード登録しているので、お会計のために本人が院内にいる必要はありません。
領収書は、クロンスマートパス経由で送信されますので、診療が終われば、処方箋をその場でもらって薬局にいくか、マイナ保険証で電子処方箋を利用すれば、処方箋すらもらう必要もなく、即、病院から出る事ができます。
これは、便利というだけでなく、感染管理の点からも重要で、今後新型コロナウイルス感染症のような新興感染症の流行が10年に1回は必ず起こる(次は鳥インフルエンザか、エボラか)事を考えると、今のうちに使えるようになっておくことは大事だと思います。事実、関東のクリニックでは、新型コロナウイルスの発熱外来の際には活躍したそうです。
薬局との連携機能も…
薬局との連携機能もありますので、かかりつけの薬局がクロン対応であれば、生馬医院から処方箋画像や電子処方箋を飛ばす事もできますが、クロン対応でなくても、今まで通り処方箋のFax送信などもできますので、この薬局対応機能はサブ的な使い心地で、やっぱり、クレジットカードで診療費が支払えるというのが最もメリットがあります。さらに、クロン対応薬局なら、薬局での支払いもクレジット対応となります!
小児医療の方はメリット少ないです
そもそも、小児医療は無料の方が多いので、18歳未満の方はメリットがあまりありません。(会計ない人でも利用は可能です。)あくまで、医療費を払う必要のある方(例えばご両親がついでに診察する場合や、乳幼児医療が使えない人など)が、便利な機能です。
受診の流れ
1:いままで同様、生馬医院のWeb時間予約で、受診時刻を予約
2:病院に着いたら、受付でチェックイン用のQRコードをクロンスマートパスで読み込む
(スマホのブラウザでクロンスマートパスにアクセスして「チェックインQRを読み込む」ボタンを押すだけ)
※)この時、受付スタッフにチェックインしたことをお伝えください。

※発熱外来などの方は、ダイレクトチェックイン(QRコード不要)がブラウザからできます。
生馬医院が選択されるので、以下の情報を入力する
- 本日の受診者名(自分なのか、家族なのか)
- 受診者のクレジットカード情報(初めての方のみ)
- 月1回保険証の撮影(マイナカードの人は受付で行うので不要)
- 処方箋薬局の選択(どこか決めていない人や院内処方になった人は、「わからない」を選ぶ)
3:診察
4:処方箋もらって、薬局へ(電子処方箋を希望する場合は、処方箋は不要)
つまり、お会計のために病院で待つ必要がなくなります。
現在小児医療は無料ですので、小児の方はすべてこの流れですが、成人の方もクロンスマートパスを使っていただけると、小児と同じ流れで帰宅することができます。
最初の登録方法

院内処方の終了とかかりつけ薬局について
院内在庫がなくなり次第、全例、院外処方へ移行します。院内在庫がある間は、午前中など、マンパワーがある時間に限り、院内処方も併用していきます。
かかりつけ薬局をさがす
今後、皆様におかれましては、かかりつけ薬局を持っていただきたいと思います。とはいっても、院外処方制度が始まって28年経ちますから、すでに行きつけの調剤薬局をすでにお持ちの方がほとんどだと思います。
調剤薬局を利用する上で以下のポイントがあるかと思います。
近い
いろいろな「近さ」の種類あるかと思います。
- 家に近い
- 病院に近い
- 帰り道から近い・帰り道の途中
駐車場があるか
当院には、車で来院される方も多いので、自宅までの帰宅途中で、かつ、駐車場がある事が要件としてあり得るかもしれません。駐車場のある薬局は、以下の検索サイトで調べられます。
薬の在庫が潤沢か
比較的大手の薬局は潤沢なことが多いです。また、在庫がない場合も、「取り寄せします。」や「他の薬に変更依頼をしてみます」と自ら言ってきてくれる薬局は良い薬局だと思います。「その薬はうちには無いので他を当たってください」で終わるような薬局はやめておいた方が良いと思いますが、このように言うと対応が変わるかもしれません。「薬剤師法21条の応需義務があるはずですが、取り寄せか紹介をお願いできませんか?」
ある程度、薬局の敷地面積の大きいところで、特定の病院の門前薬局ではない薬局が潤沢な事が多いです。
※特殊な薬を処方する場合は、当院で確認してから処方する場合もあります。
営業時間が何時までか
当院の営業時間は18:30までですが、ギリギリに来院されると、終了が19:00近くになります。大抵の調剤薬局の終了時間が19:00ですので、それより遅くまでやっている薬局は知っておくべきでしょう。
これも、医療情報ネットから検索可能です。和歌山駅周辺では、ステーション薬局さんだけは、平日20時まで、土曜日19時まで開業していますし、祝日も営業してくれています。
和歌山駅から離れたところでは、エバグリーンプラス 広瀬店も祝日対応で、24時間営業と表示されています。
祝日も対応できているか
土曜日に薬をもらい損ねたり、また、今後、6歳未満児のかかりつけ契約を実施していくにおいて、休日のオンライン診療対応の可能性も出てきます。そんな時、休日も処方可能な薬局を知っておくと、便利です。
クロンスマートパスに対応しているか
最後にクロンに対応している薬局はこちらから検索できます。
※別にクロンに対応していなくてもFaxで対応しますので、ここはどっちでも良いです。しかし、薬局での支払いもクレジットにしたい場合は、クロン対応薬局である必要があります!
※予め薬局を選んでいたとしても、院内処方に切り替える事は病院側から自由にできます。
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