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主に育児を担当するお父さん、お母さんへ

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主に育児を担当するお父さん、お母さんへ

パートナーは育児に対する知識が不足しているかもしれません。
パートナーが男性である場合、その不足程度は時に深刻な場合があります。

男性に育児を見せた場合、親子の語りかけ行為や、スキンシップは『女々しい』と捕らえられ、敬遠されやすい傾向があります。
男性が育児行為にうといのは、男性たる性質そのものによる所が大きいです。

男性の特徴は3-5歳児の男児が同年齢の女児と比べ、明らかに社会性に劣る傾向がある所からわかるように、生物的な性質であるという事を十分に理解する必要があります。
とはいえ、その社会性には個人差と遺伝があり、女性でも社会性の低い人もおり、男性でも社会性の高い人もいます。(ですから女性でも育児困難な人が存在するわけです)
 社会性の障害である自閉症は究極の男性脳とも言われ、その性差は男児4に対し、女児は1の比率です。この傾向が一般人における社会性の性差と似ていると私は感じています。

ですから、なにも訓練しない場合、男性が社会性の象徴である育児を女性と同等に出来る可能性は女性の4分の1程度ではないかと思います。

社会性は訓練によって習得または、外見上習得できたように見せる事が可能です。

よって、育児を手伝ってくれない男性や女性に育児を行ってもらうためには、訓練が必要で、その方法は3-5歳男児に対する方法と似た方法を使うと良いと思われます。また思春期の子どもに対する方法とも共通する部分があります。

1:褒める
 育児を手伝ってくれたら、褒める必要があります。幼児は単純に褒めれば乗ってきますが、成人は『子ども扱いしやがって』と勘ぐられますから、単純に直接的に『~手伝ってくれてすごーい』などと褒めたら余計に引いていきます。褒めるという行為は目上の人が、目下の人に対して行う行為だからです。
 ですから、成人に対して褒める場合は、『感謝する』『尊敬する』という変化形で行う必要があります。
 『どうやって出来たの?教えて?』など。

2:×ではなく、○を教える。
 やってはイケナイ事を教えるだけでは、上手く行動できません。こんな時どうするのか、教えてあげる必要があります。ただし、成人の場合、プライドがありますから、直接パートナーから指導されても、乗ってきてくれない事が多いので、パートナーと『共に学ぶ』という環境づくりをおこなってみてください。

3:1日のトレーニングは15分以内くらいから
 もともと興味の薄い内容ですから、長時間は続くわけがありません。
男性(児)は興味のある内容なら驚異的な集中力をみせますが、薄ければ集中が極めて困難です。

4:マニアックさを教える。
育児の意味とそのマニアックさに興味を引かれる場合があります。

このマニュアルでは、その行為にどんな意味があるかについて解説しています。
育児行為そのものの中に理屈があると、素直に受け入れやすいという性質があります。

5:解決指向型アプローチを行う。
 ・まず、手伝ってほしい内容ベスト3を考えます。
 ・1つの内容について上手く出来たかどうか、点数をつけます。
 ・その点数が、1点でも上昇した時、以前と何が違うかについて深く考えます。その理由の中で、あなたが実行可能な理由を探し出します。(例えば、天気などのように、あなたが変更することが出来ない理由は探せてもあまり意味がないので、あなたが変える事が出来る理由を探してください。)
 ・その違いを見つけ、1点でも上昇した理由を見つけたら、次回、その理由を再現し、点数が上昇するか試して見ます。
 ・上昇したら、それが、1つの理由であり、次に他の理由を見つけようと努力します。
 ・これを繰り返せば、パートナーが育児を上手く手伝ってくれる理由が溜まってきます。それを実践していけば、点数が上昇していきます。
 ・1つの内容について対応するためには少なくとも2週間以上かけてください。数日やってみてダメだったからとか、1週間に2つも3つも手伝ってほしい内容について次から次へとトライするのは止めてください。

6:スキンシップ
内容を細かく書くのは恥ずかしいので、書きませんが、全ての年齢に対し、適切なスキンシップは自己欲求の高まりを抑え、情緒を安定させる効果があります。

この育児書のテクニックや理屈を理解させてあげれば、あなたの育児を助けてあげた時や、自分で進んで育児行動をとったとき、それがうまくいくと、子供から大きな満足感を得ます。その時を見逃さず、『ありがとう』の一言をかけてみてください。そうされることで、自分が育児で成功した達成感と、パートナーから評価された達成感の2つに後押しされて、『次もやってみよう』と思えるようになるかもしれません。

『あなたは、育児を私ばかりに押し付けて、もっと助けて欲しいのに、何もしてくれない』とパートナーに伝えてばかりでは、子供の躾のところで述べた、ネガティブルールをパートナーに対して実践しているようなものとなり、パートナーは、引いて行ってしまいまうかもしれません。評価されれば、やる気が出ます。旨くパートナーのやる気を引き出してみてください。

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