和歌山市黒田町の花粉観測データ
当院は黒田町において、2013年に1年間の花粉観測を行いました。その結果、ブナ科系花粉の飛散程度が多く、ブナアレルギー症状の患者がある程度認められました。また、和歌山市内における、ブナ科系花粉の実態が今まで一度も詳しく報告されていない事から、その後もブナ科系花粉周期の観測を目的として、2015年から毎年1~5月まで実施する事にいたしました。(ブナ科花粉周期が観測できるまで行います。おおよそ7年程度の予定です。)
このため、経年的な花粉経過グラフのページを作成しました。
1週間連続測定での結果です。棒グラフにカーソルを合わせた時に表示される日付は測定の開始日でその日から1週間の加算花粉数で一つの棒グラフを作成しています。
グラフはGoogle documentを使用して、リアルタイムで表示していきますので、自分の症状の程度と花粉の程度が一致するかの目安にしてください。
一致すれば、その花粉症である可能性があり、2年連続して一致すれば、ほぼ間違いないと考えられます。
・スギ花粉飛散確認は、2月8~14日の週でした。
・1月20日頃に、平均気温が10℃を越えた日が数日あり、そのころにスギ花粉の一時的な飛散が見られ、今年の飛散は多いかと思われましたが、その後気温が下がることで、例年以下の飛散量となっています。
2013年以降、スギ花粉は低めで推移しています。これは、2月の気温が低くなっている事が原因と考えています。
2016年環境省・生馬医院コラボ観測
※2016年2~5月まで環境省『花粉飛散量等の予測及び各種情報提供に係る調査』の和歌山市パートを請け負いましたので、2016年は毎日のスギ・ヒノキ花粉測定も同時に実施しています。
花粉飛散の特徴としては、平均気温が最初に10度を超えた時、一気にスギ花粉が飛散するという傾向が見られ、どの年も共通しています。
舌下免疫療法について
当院では5~6歳以上の方にスギ、ダニ舌下免疫療法を実施しています。
お問い合わせの際は、成人の方も、小児科担当の小山博史(院長)を指定して、受診ください。
スギ舌下免疫を初めて開始する場合は、スギ~ヒノキ花粉飛散終了後から開始する事になりますので、6月~10月の間にお問い合わせください。
kahunwakayamaのつぶやき
生馬医院では、花粉観測結果をtwitterの#kahunwakayamaタグで発信しています。
#kahunwakayama のツイート