本年度の和歌山市の風疹予防対策事業が決定されました。
先に報告した概要(案)から少し変更が加わりました。
それは、
- 抗体検査対象者の中で、
- 風疹ワクチンを2回接種したものは対象から外す→風疹ワクチンを1回でも接種したもは対象から外す
だそうです。
但し、自費で低抗体価を証明できれば、ワクチンは公費で接種できます。(ただし、低抗体価というのは、和歌山市の基準HI=16倍以下です。)
ちなみに、和歌山県で和歌山市以外は、前年と同様、希望する対象年齢の方には、無料でワクチンが接種できるそうで、このような制限をしているのは、和歌山県で、和歌山市だけだそうです。
がっくりな市です。
和歌山県が風疹発生率全国3位だったという事をどう考えているのか?
将来の障害をもって生まれる子供の事よりも大事な予算が他に多いということでしょう。
この縮小していく日本社会で、子供をおいて何を優先させるつもりなんでしょうか。
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繰り返しますが、
集団防御は行政の仕事ですので、今回の制度ではあまり期待できませんので、個人防御としては、HI抗体価では、女性は128倍以上、男性は64倍以上が先天性風疹症候群発症の前例がないということを目安にするしかないと思います。
- 無料で風疹抗体検査が受けられる対象者の人は抗体検査を受ける。
- HI抗体価16倍以下の人
- 女性は公費で接種する。
- 男性は自費で接種する。
- 32~64倍までの人(64倍も含む)
- 女性は自費で接種する
- 男性は、32倍以下なら自費で接種する
- HI抗体価16倍以下の人
- 対象者でない人は、ワクチン未接種なら、希望があれば、自費でワクチンを接種する。
※なお、風疹罹患経験者は、抗体検査を受けていない人は実は未罹患と思っておいた方が無難です。それくらい、診断が曖昧です。
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