定期健診と平行して予防接種が遂行されていきます。
その種類は法的に2種類、医学的に2種類があります。
日本の予防接種行政は世界的に見ると、接種の種類や、補助の面で、低レベルと言われてきましたが、やや変わりつつあります。
目次
幼児における予防接種時の対応について
- 4歳以上で予防接種する事を本人に伝えずに来院している場合は、医師にお伝えください。
- 予防接種は、体を強くするためにする物だという事を普段からよく言っておきましょう。
「悪い事をしたら先生に注射されるよ」と言う嘘は日ごろから言わないようにしましょう。(接種後に「ごめんなさい」と言って、勘違いしている子がいます。) - 接種後は眼を合わせて、大きな声で褒めて、抱擁してあげてください。
- 7歳以上で、強く拒否する児に対して抑えつけて接種する事は(人員不足もあり、)実施しておりませんので、できるかぎり先延ばしせず幼少期に接種しておきましょう。
法的な2種類
定期接種
予防接種法により子供たちに受けることが国から強く勧められている予防接種。一定の年齢範囲内で行われれば、公費負担で行われる。
任意接種
医学的に接種することが望ましいと分かっているものの、その必要度は定期接種よりやや劣り、副反応のことまで鑑みると、接種することが必要かどうかは、保護者あるいは本人の意思で決めるべきと国が考えているワクチン。個人負担。(※あくまでわが国の厚労省の考えであり、世界的に定期接種が当然とされるワクチンであっても認識不足のために任意接種のままというワクチンは存在します。)
医学的な2種類
生ワクチン
病原体を弱毒化し、生きたままの状態で利用するワクチン。一回で長続きする強い免疫を獲得出来る。一定の潜伏期間の後に、その病気(風疹ワクチンなら、風疹)の軽い症状がでることがある
不活化ワクチン
病原体を殺し、免疫を作るのに必要な成分を取り出して作ったワクチン。本物の病気の症状が出ることはありませんが、何度か接種しないと十分な免疫効果が得られませんし、免疫がついたとしても15年くらいで弱まって行きます。接種1~2日後に接種箇所が腫れたり、発熱することがあります。
当院で予防接種をご希望の方は、まずはお電話(073-422-1458)でご予約ください。
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