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認可不活化ポリオワクチン
★接種予約方法★
お電話または、Web受付にてご予約ください。
(TEL:073-422-1458)
当院は特に接種希望者様からご指定がない場合、厚労省スケジュールで大腿部に皮下注射します。
認可不活化ワクチンの種類
ワクチン名称 | 種類 | 製造会社 | 製造国 | ワクチン株 | 当院 取扱予定 |
発売日 |
イモバックス ポリオ皮下注 |
単独 ポリオ |
サノフィ パスツール社 |
フランス | ソーク (Salk) |
あり | 2012年 9月 |
テトラビック 皮下注シリンジ |
4種混合 (百日咳 ジフテリア 破傷風 ポリオ) |
一般財団法人 阪大微生物 病研究会 |
日本 | セービン (Sabin) |
要相談 | 2012年 11月 |
クアトロバック 皮下注シリンジ |
一般財団法人 化学及血清 療法研究所 |
日本 | セービン (Sabin) |
あり | 2012年 11月 |
|
ジャパンワクチン 株式会社 |
日本 | ソーク (Salk) |
なし | 製造中止 |
イモバックスポリオ皮下注
当院が独自輸入して2010年9月から接種していたもので、2012年9月に晴れて日本で認可された、ソーク株由来の単独不活化ポリオワクチンです。
世界シェア70%で、発売20年以上の安全な使用実績があります。
本来は大腿部に筋肉注射する製剤ですが、厚労省が筋肉注射を嫌うため、皮下注に限定されました。
厚労省接種スケジュールで接種すれば、公費定期接種となります※1。
厚労省接種スケジュール | アメリカCDC接種スケジュール | |
---|---|---|
接種年齢 | 3か月~90か月 | 2か月~ |
接種間隔 | 1回目~3回目:3週~8週間隔で 4回目:3回目から6~18か月後(生後90か月まで) ※1ただし、2015年9月頃までは、 3回目の接種間隔は、6か月~12か月 など間隔をあけても良い。 |
1回目~2回目:4~8週間隔で 3回目:2回目から6~12か月後 4回目:4歳以降 |
有効免疫 期間 |
10~15年(推定)※2 | 20年以上 |
※1:国は第4回 不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会において、『当分の間(3年程度)に限って、….56日以上の間隔をおいての接種を可能とするものである。』と述べており、和歌山市では、3回目接種をCDC方式で接種しても公費対象となりますが、他の自治体では対象にならない場合がありますので、問い合わせてください。
※2:4歳以降で追加接種(4回目)を行わない場合、途中で免疫が切れる可能性をメーカーは海外で訴えていますが、日本の厚労省は今の所アナウンスがありません。よって、現在の厚労省スケジュールに4歳以降の5回目の接種が追加されないままでは、長期の免疫は望めません。現在、5回目の接種計画に基づいた治験が実施されており、近いうちに5回目接種が実現しそうです。
テトラビック皮下注シリンジ・クアトロバック皮下注シリンジ
世界初のセービン株由来不活化ポリオワクチンと三種混合ワクチン(百日咳ジフテリア破傷風混合ワクチン)とが配合された4種混合ワクチンです。
WHOの推奨するセービン株をいち早く商品化しましたが、治験人数があまりにも少なく(1000人未満)、他国での使用実績もなく、免疫効果がソーク株由来より劣るという前評判もありますので、安全性、長期免疫効果の両方における不安要因があるため、当院では暫く使用を控えていましたが、三種混合ワクチン製造終了のあおりを受けて2014年12月からクアトロバックを使用しています。