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沐浴
- 温度
40℃以下が良いでしょう。 - 時間帯
赤ちゃんの生活リズムを乱さないため、同じ時間帯に行います。
1回の沐浴時間は10分程度。 - 台所やお風呂場でよいでしょう。(室温20-24℃を目安に)
- その他
普通の石鹸を用いても構いません。出来るだけ香料や着色料は入っていない物の方がよいでしょう。大人との入浴は、退院してから1ヶ月を経過した頃からにしましょう。
※1ヶ月を越えたら
一般のお風呂で、大人と一緒に入っても良いでしょう。
(この時、お風呂場で滑って、子どもを落としてしまう事故が起きやすくなります。注意してください。)
※大衆浴場へは?
特に決まりはありません。1ヶ月を越えれば、可能ですが、生後3ヶ月以降が一般的です。気をつける事は、
- 温度が高すぎる。
- 泉質により肌荒れなどの原因になりうる。(赤ちゃんは肌が弱い)
- 独りでは、自分が洗えない。(家族風呂が良いでしょう)
- お風呂の中で排尿や排便をしてしまう。(周りからは迷惑です。)
授乳
授乳間隔は退院当初は、人工乳なら1日8回程度、母乳なら10-12回に及ぶ場合があります。基本的に制限しないで欲しがるままに飲ませてください。(※慢性的な病気を持った赤ちゃんは、上限を設ける場合もあります。)
母乳の場合、乳首をいくら吸わせても泣き止まない場合がありますが、『足りないかな?』とすぐに粉ミルクを与えるのではなく、しばらく抱っこしてあやしてあげましょう。泣くのは必ずしも足りないためではなく、うまく眠れない、甘えたいという訴えの表現の場合もあるからです。
※)母乳やミルクを200ml/kg/day以上飲んでいる場合は一般的には飲みすぎと考えられます。肥満傾向では立位が遅れる場合があります。本当に飲みたくて泣いているのか、甘えたいだけなのか、見極めましょう
(退院後、1週間はお母さんの母乳が少ない場合がありますが、すぐに人工ミルクを与えず、乳首を吸わせる回数を多くすることで、母乳がたくさん出てくる場合があります。)
母乳不足の見分け方
- 体重が増えない
- 生後2か月までは20g/day以上の増加が望ましい
- 1日必要哺乳量は140ml~180ml/kg
- 一回の吸啜時間が30分を超え、授乳間隔がいつも短い
- 機嫌が悪くむずがる
- 夜続けて眠らず、眠りが浅い
- 便秘気味でうんちの量が少ない
※母乳の出具合について、母乳の専門家が『母乳は出ている』と言ったとしても、体重増加不良が激しい場合は、必ず、哺乳前後で体重測定して、哺乳量を測ってください。(体重計が無い場合は、保健所や、公共施設、デパートなどの授乳室に体重計が置いてある場合があります。)
1回の哺乳量を測定して、1日の哺乳回数を掛ければ、1日の哺乳量概算がでますから、それを体重で除して計算してください。140ml/kg/day以下なら母乳不足、以上で体重増加不良なら小児科受診です。
※3)~5)の場合
母乳回数を増やし、1週間続けてください。良好な体重増加が得られれば、結構です。
1日12回を越え、かつ、3-5が見られれば、ためしにミルクを足してみます。ぺロッと飲んでしまうようなら、次からは様子を見ながら足してあげると良いでしょう。
母乳の出が悪い場合は乳房のケアについて産婦人科または助産婦さんにご相談下さい。また、良く分からない場合は小児科にご相談ください。