本日から診療開始です。
本日のところ、インフルエンザ陰性が多いです。
学校開始が明日からですので、再度増加は10日以降が予想されます。
(保育園は8日頃かも)
成人のインフルエンザ再増は、8日以降が予想されます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
スギ花粉症(舌下免疫療法)について
重度のスギアレルギーの方は、今月後半から症状が出始めます。
ただし、当院でも行っているスギ花粉舌下免疫療法は、スギ非飛散時期でないと開始できませんので、治療を希望の方も、本年10月からでないと開始できません。(事前検査は8〜9月に行いますのでお問い合わせください。)
ただし、この季節にしておくべきことはあります。
スギ花粉アレルギーかどうか
花粉症の種類が多い場合、スギアレルゲン治療だけを行っても効果が十分期待できるかわかりません。よって、まず自分の症状がスギ花粉によるものかどうかを調べておく事が最重要です。
※)ただし、他の花粉症があったとしても、スギ舌下免疫療法を実施すれば、スギ花粉症の部分だけは、改善が見込めますので、無意味ではありません。
症状の種類と時期
これが最も重要です。スギ花粉飛散に合わせて症状が発生し、消失するかどうか。3月になっても症状が続く場合は、スギ単独ではないと考えます。
自分の地域での花粉飛散量は環境省花粉観測システム(はなこさん)から閲覧できます。ただし、この計測方法はレーザー計測ですので、花粉粒子径で、30-40μ前後の物の粒子を計測していますので、他の花粉(ヒノキ、ブナ等)も計測してしまいます。スギ花粉として信用できるのは、せいぜい2月までです。
プリックテスト
生体反応として有用です。効果判定に使えるか、現在検討中です。この検査は抗アレルギー剤非服用時でないとできません。
血液検査
スギ特異的IgE抗体検査は、参考として有用ですが、これだけでスギ花粉症という診断はできません。
中等度程度以下の場合は、発症時期を細かく調べるか、他の花粉症がないか、調べておく必要があります。
ですから、現在治療を希望する方は、今季は実施できませんが、この時期、どのような症状が、いつから、いつまで続くのかという事がとても重要になりますので、そこに注意しておいてください。
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